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【読書】土の思想 火の経営 岩谷直治の行き方 硲宗夫:著 東洋経済新報社を読んで

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【読書】土の思想 火の経営 岩谷直治の行き方 硲宗夫:著 東洋経済新報社を読んで

 
 この本の中で 生き方 考え方についてはじめて知った岩谷産業の創業社長 「岩谷直治」。

 昔(戦前から)の経営者は、現在の経営者に比べて 戦争という、自分ではどうすることもデキナイ理由で人•物•金を国家に取り上げられたり、統制されたりする 手足を縛られて経営するような時代を生き抜いているので本当に強いなと感じた。

 それに比べたら 確かに競争が厳しく難しい時代だけど「現代の方が自由度は増しているんだなぁ~」読んでいてひしひしと感じた。
※評伝 出光佐三―士魂商才の軌跡: 高倉 秀二 という本を読んだ時も感じたな。

 戦前立ち上げて戦後も伸びた会社は、戦後出来た会社とはレベルの違う困難を打ち破ってきたから強いのかもしれない。


この本の中でもっとも印象に残った部分が
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ガスのビジネスの基本は、昔も今も「保安を売る事」についきる。安全第一でなくてはならない。ガスはつかみどころがない物性の持ち主であるから「もれる」ことを前提にして。危険対策を講じておく事だ。
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酸素やカーバイトという危険な製品を扱うことからスタートし、プロパンガスや水素など 常に普及させるには常に危険なものを安全に取扱いできるようにすることを考えてきた人ならでは の考え方だなと思った。

 もともと危険性の少ないものを扱っていたら、故意の場合は別だが、不注意やずさんな管理をお客さんが行った場合には お客さんのミスとついつい考えてしまう。
本来危険なものを安全に利用できる時にこそ、便利/快適さが得られることを自分の商品でも常に意識しておかなければならない事をこの本に教えてもらった。

 自分の販売している中では、カーキャリアという製品。これも安全に正しく装着すれば、快適なカーライフに貢献できるが、正しく利用できずに脱落したら事故などを起こす危険性がある。購入したすべての人が正しく利用できるように説明を尽くしていく。いち販売店に過ぎないが、「安全に利用する方法」を、インターネットという、常に変化する情報を沢山の人に知らせる事ができるツールを利用して発信し続けて行こう♪♪


Iwataniといえばカセットコンロとかキャンプ用の燃料しか知らなかったので、この会社がこんなにスゴイ会社と知らなかった(^^;
 本当に、いつまでたっても知らない事が多いなぁ~

戦前からの叩き上げの経営者は、本当に魅力的な人が多いな♪♪