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三重県鈴鹿市から仕事の事。興味のある事。鈴鹿の事など自分の為に書いています♪♪

風の旅行社物語 原優二:著を読んで

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激安ツアーの裏側
悲しい過当競争の激安ツアー

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今、日本人のツアーででは「市内観光」といっても主な観光地は含まれていません。なぜなら、観光地で入場料がかかるところは赤字が増えるのでいけないのです。バスもバス会社に頼んだら料金が高いのでお土産物屋のバスを使い、ガイドの給料はなく、お土産物屋からのキックバックやチップしか収入がないので必死になってお土産物屋に連れて行くのです。
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アジアの各地でこうしたやり方がまかり通っています。日本が始めたこの激安ツアーの造成パターンが、アジア中に広がっているのです。アジアばかりではありません。日本の国内においても、激安の国内パッケージツアーは、ホテルが一泊食事付きで3~4千円でやっているそうです。あるホテルのマネージャーに聞いたら「終わってみないと利益が出るかどうかは分かりません。ただ、お客様がまったく来ないよりいいと思ってやっています。人件費が出るかどうかも分かりません。夕食の時に、ビールがどれだけ売れるかにかかっているでしょうね」。。。なんとも情けない話です。
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 こんな文章が本には書かれていた。
どこでも競争はあるものの、著者が書いていたのだが これでは 誇りをもって働けるのか?未来は開けるのか? そんな疑問が出てきちゃうよなぁ~

 その果てに、持たなくなった会社があると書いてありました。。。。


 自分にも関わり深いカー用品でも、通信販売で、カーナビを売っているお店などは10万円、20万円という販売代金に対して、果たして何百円の利益があるのだろう?と首をかしげたくなるような金額のお店が沢山ある。

同じ人が、消費者の時は、一円でも安くと探しまわる行為が
企業で働く従業員の立場に変わると、利益が出ない。そして給与が上がらない。という問題になるだけに
※だからこそ一円でも安くとなるのだろうけど

度を超えた激安価格/最安価格のお店で購入する行為が、ひとりひとりの行動で改善できたらいいのにな。

自由な競争が良い。市場原理が一番。

 本当にそうかな?と思う時が多いな~ 最近。


二万人の名簿を捨てる
価値観の180度の転換

を経てこの後は 風の旅行社が ネパールやモンゴル•チベットなどの地域で
現地の会社/スタッフを育てながらの話に続いていき、
特殊な旅行を販売する会社に変わって行くことを書いている。

この後半部分は、確実に価値を作り、需要を生み出しながらゆっくりだが確実に成長するための方法としてすべての業界に通じるように感じた。

 製造とか生産という言葉は、工業製品や工場のイメージがあるけど
自分のような小売業やサービス業などの分野でも ”価値を作る” ”価値を生み出す”部分がなければ、どこでも同じになってしまうので
お客さんから利益をいただく事がデキナイとひしひしと感じている。

 商品や分野、内容によって”その価値”と言っても様々だけど”付加価値”を生み出す行為こそが=利益を生み出すように思う。

 同じものを人より安く提供する。それは何も生み出していない。 人の生んだ価値を、割引しているだけ。


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 自分の出来る事を、徹底的に高めて価値を生み出そう♪♪
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 感想文の内容はあいかわらずですが(^^; 本当に良い本だった。 

 小さい、ニッチな部分で勝負していこかな?どうしようかな?と揺れている人には、いい本かもしれない


ぼくのお店も カー用品の中では特殊なカーキャリアを扱っている(^^; がんばって価値を生み出していこう♪♪