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【読書】生涯最高の失敗 田中耕一:著作 朝日新聞社を読んで 

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【読書】生涯最高の失敗 田中耕一:著作 朝日新聞社を読んで 
2003年9月25日第一刷発行

1:エンジニアとして生きる
2:誠意タイ巨大分子を量る
3:対談 挑戦と失敗と発見と(田中耕一 x 山根一眞

40代でノーベル賞を受賞。
サラリーマンがノーベル賞を受賞。

など、大きなニュースになった田中耕一さん自信の著作。

 2で出来るだけ簡単に解説をこころみてもらっても、ぼくにはあまりよく解らない話なのだったが(^^;

1エンジニアとして生きる。の部分に自身の想いが書いてあるとともに
3対談。でも多くの言葉がある。

 
この本の中で、書いてあった中に

英国で技術開発にかかわってみて、目を開かれる思いをしたのは、「失敗」についての考え方が、日本とは根本的に異なっていることです。
日本では、製品をつくるにあたって、完璧をめざします。日本で製造業にたずさわっている人のなかに、新しく開発した製品だから、多少の不都合があってもいいだろう、などと考える人は、たぶんひとりもいないでしょう。ところが英国では、大前提に「人間は完璧ではなく、失敗する生き物である」という認識があり、そこから派生して、「だから新製品も初期はトラブルがあっても仕方がない」という考え方をしているようです。


人の生死にかかわる部分では完璧さの追求は当然だが、それ以外少しでも失敗の危険性のある冒険や挑戦ができない環境が日本では問題だと書いてあった。


 外国の宗教行事でも楽しめるなら取り入れる、おおらかさを持つ反面。

 食品にビニールのカケラが入っていたら、マスコミの報道も含めて企業に打撃を与えるほどの攻撃を加える最近の傾向。
 いつも疑問を持っているのでこのあたりを読むと、ますます減点主義の企業の製品開発現場は大変なんだろうなぁと思ってしまう。


 製造や販売時には想像していなかった事。
何十年か忘れたけど使い続けていた扇風機が発火とかが記憶にある。
 こういう事まで「おまえが悪い!」と非難されるために、どうしても神経質になるよね
最近の製品にはシールで「設計標準使用期間○年」なんてものが貼ってある。
https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/productsafety/useterm.html

 ルールを作ってより安全に。というのはモチロンだけど
なんでも、人の製造者の責任にする世の中の大勢でチャレンジをするのは本当に難しいことだと思う。
 それこそ何らかなのルールを作って、新しいジャンル/新しい製品に対しては失敗よりも、
製品化への挑戦が讃えられるような雰囲気になって、
日本発のすばらしい製品/それにともなうライフスタイルなどが生まれるようになればいいのにな!

 

 
 田中耕一さんがノーベル賞を受賞した40代。
まさしく今の自分だが。。。。
ノーベル賞をいただけるような事は何もしていないが、日々の仕事で誰かのお役に立つ仕事をしている自負はある。

 多くの人に影響を与えるような発見/開発のような仕事はデキナイが
目の前にいる人。必用としてくれる人。
 つまり、自分の店のお客さんに対し、
試行錯誤しながらもチカラになれるお店になれるように
今後もコツコツ地道にやっていこう♪♪


カーキャリアアドバイザー:たにがわ♪♪