天才 成功する人々の法則 マルコム•グラッドウェル著 勝間和代訳
P42 一万時間の法則
ちょうど、久しぶりに読んだ本 ランチェスターの法則の本の中にも
違う言葉ではあるが、労働時間についての言及があり、自分自身のなかにある経験からとても納得できるものであると同時にこの本で書いてあるとおり生まれつきの天才の存在の疑問やIQの高さというひとつの指標だけでなく、また別の「何か」が必要でその中でも量をこなす修行というか 経験も非常に重要だという事例が書かれていた。
学校の勉強が出来る側に無かった自分が、とりあえず今の時点で経営できているのはこの労働時間と運かなと思っている
P223
航空機事故の事例がいろいろ書いている中で書かれていた
(事故と機長と副機長の関係性で)飛行機は経験の乏しいほうのパイロットが操縦するほうが安全だ。経験の豊富な機長は経験の少ない副機長に遠慮なくものがいえる。
事故と乗組員のコミュニケーションや意思の疎通の難しさについて書かれたものだが、経営についても(社員のいる会社の社長には)同じような部分があるかもしれないと思った。
この本の一番印象に残ったのは本文ではなく 翻訳者の勝間さんが書いている
若者に向けた「自助努力」論は間違っているから先の部分だった(^^;
自分自身も、機会均等に対して思うところがあり 本当にわずかな額しか寄付というものは行っていないけど あしなが育英会に寄付を続けている。
もし、イチロー選手が野球を好きになっていても
野球出来る環境になかったら‥‥‥
バッティングセンターに毎日通うことができるお金をご両親がもっていなかったら‥‥‥
きっとメジャーで活躍してないだろうなぁ~
特にちょうどこの本を読み終えた時に 新聞に
厚生労働省10年調査結果
全国民の中で生活に苦しむ人の割合を示す「相対的貧困率」が2009年は16%となり国が併せて公表した1985年以降の貧困率と比べても最悪の水準となったことが厚生労働省の「2010年国民生活基礎調査」でわかった
同じく、子供の貧困率も15.7%とか最悪の水準
相対的貧困率とは年間所得が全人口の可処分所得の中央値2009年は一人当たり224万円の半分に満たない人が全体に占める割合で三年毎に算出。前回の2006年の15.7%よりも悪化し1985年以降悪化し続けている
という記事があった。
本人の努力や才能はもちろんあったのはモチロンだけど 本当はもっと沢山の才能があるはずなのに、その才能を伸ばすチャンスがなかったことで伸ばせなかったとしたら本当に社会の大きな損失だと思う。
たまたま とか 偶然 熱心にサポートしてくれる大人がそばにいた子供は良いが、それがたまたまや偶然でなく 必ずそういう環境ができるくらいに
無料で教育を受けるチャンス 複数の選択が出来る教育があればいいのになぁ~
だれもが 子供の時は 才能を伸ばすチャンスをもらい
老人になった時 大切にしてもらえる。
その姿を現実のものとして実体験出来たら とても良い社会/豊かな社会になると思うなぁ~
まぁ~ 自分は まずは 自分の会社の経営をしっかりして税金をしっかりと納める事を続けるだけだな(^^;
有名な人のような大金を寄付できないのだからコツコツしっかり働き続けよう♪♪