【読書】おまけより割引してほしい-値ごろ感の経済心理学 徳田賢二:著を読んで
おまけより割引してほしい-値ごろ感の経済心理学 徳田賢二:著を読んで
※というか 読んでる最中です(^^;
値ごろ感ってなんだろう?
おまけより割引してほしい
棚ぼたの好ましさ
うまい、やすい、はやい
売れるものにはワケがある
ベストセラーの秘密
どうして衝動買いをするのか
ついで買い
この本に書いてあった中で
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おまけ付きの場合
値ごろ感=(価値500+おまけ100)/費用500=1.2
割引の場合
値ごろ感=価値500/(費用500-割引100)=1.25
で価値500円と仮定した商品またはサービスを得るのに費用500円がかかって価値100円の割引がついてくる時の値ごろ感1.2よりも、
価値500円と仮定した商品またはサービスを獲得するための費用が100円値引きされた時の値ごろ感1.25
の方がより大きな値ごろ感を得られる。
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という説明が、わかりやすかった。
たしかに、「余計なおまけはイラナイからその分安い方がよかったのに」という感想を買い物の話題で聞いた経験があるもんね。
ほかには、
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マズローの欲求階層説
リスクを回避したい。損失を避けたい。という欲求と見ることが出来る
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好ましい現状が維持されている状況のもとで、はじめて消極的な損失回避から転換し積極的な利得、価値獲得意識が生まれてくる
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などの事も書いてあった。
そのとおりなら、確かに自分が欲しいと思った品物やサービスに対2して、今持っている価値が1000円だったとして、
まだ手に入れていない未知の商品/サービスの場合は、
”損したくない自分”が顔をだすので、費用として失うお金が少ない方が良いチカラが働く。
すでに既知の商品/サービスの場合は、
一度”その価格で受けたサービスを体験しているので”価値は知っている”、マチガイない買い物であるという前提で、さらに「得したい」から同じ価値の物/サービスを”より安く”求めることに値ごろ感を感じるのかな?
と思った。
リピーターが、毎回同じ入園料金を支払ってでも入場する東京ディズニーランドは、なぜ? それが出来ているのだろう?
例えば 自分の扱っている/販売している商品 THULE TERZOや innoにあてはめるとどうなるだろうか?