読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

.

三重県鈴鹿市から仕事の事。興味のある事。鈴鹿の事など自分の為に書いています♪♪

【読書】通販が小売業トップに躍り出る日 鈴木裕:著

f:id:suzuka-mieken:20160126133421j:plain

1995年の本を読んだ。
たまに、随分昔の本を読むと、毎日や毎年起きる小さな変化や進化とは別の時間の区切りで物事を見る事が出来るので面白い。=興味深い

 

社団法人日本通信販売協会の調査 1983年度6800億円が
1993年には1兆9100億円へと10年間で約3倍に伸びている

大手寡占化と二極文化の傾向が進むの中で
1993年度の総売上高の1兆9100億円のうち半分にあたる50.9%が上位10社が占めている。
5年連続でこの傾向が続いており、上位企業による寡占化の傾向が一層進んでいることを示している。

 

2015年3月9日の帝国データバンクの資料によると
帝国データバンクでは、通信販売を専業とする、売上 10 億円以上の企業で
2011 年度(2011 年 4 月期~2012 年 3 月期)から 2013 年度(2013 年 4 月期~2014 年 3 月期)の売り上げが判明した 174 社の動向について、集計・分析した。
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p150304.pdf

174社だけの数字で約2兆116億円 
そのうち
アスクルが2103億円
ジャパネットたかた 1423億円
ジュピターショップチャンネルがあげられている。


一方、1995年の本にあった企業はTOP3にはいない。
しかし
千趣会 1264億円
ディノスセシール 1219億円
ニッセン 1147億円
などこの本に登場してきた企業もある。

あるにはあるが セシールという企業は1995年のこの本では、
この業界のリーディングカンパニーと書いてある企業で売上高も1993年で1863億円
※この時後のディノス=フジサンケイリビングサービスは532億円
と2015年までの20年で引き続き大きな売上げをあげながら維持継続している企業と
20年後、業界トップから消滅企業となったセシールという会社までさまざま。
http://ryutsuu.biz/strategy/f022828.html
ディノスを存続会社、セシールとFDMを消滅会社とする吸収合併方式を採用する。

 

本の中で、1994年セシール赤字決算の波紋という部分で書いてあった項目

他社がカタログを増中、どこよりも効率化を重視したためカタログ発行部数を減らした。
長引く不況で主力の衣料品が伸びなかった。

他業界が消費低迷の影響で総じて不振だっただけにひときわ輝いて見えたのである。
ところが、今回の赤字で不況に強い通販業界の神話が崩れた。

 

など書いてあった。
決算が悪かったら、やったことを責められるのにはいつの時代も同じだ(^^;


 読んでいて感じるのは雰囲気的なものだけ。自分の感じたイメージだけだが、ネット通販もまったく同じようにいえると思えた事。
そしてその後の流れも同じようにとレースしているように思えたこと(^^;

他業種から見れば、ネット通販への投資はは実店舗運営よりも圧倒的に少なく出来るから
薄利でも利益が出やすいという想像。

他業界が不振で売上/利益をどんどん落とすデフレ状態の中で苦しんでいるのに
ネット通販企業の華々しい売上増加のニュース

どんどん参入。

後発企業が一生懸命広告するから、市場が活性化して、先行企業がまた業績を伸ばす。
上場して億万長者が出たとニュースで持ち上げる。

 しかし、競争レベルが現実の商売と同じレベルの競争/競合状態になり
実は、利益が出ていない。。。とか
実は、キャッシュがあったのは増加する売上高の分だけだったり。。。とか
実は、通信販売もネット通販もバックヤードやデータベースの構築に想像以上にお金がかかっていたり。。。とか
本にも出て来たが送料無料にすること/一方で宅配便や郵便料金が値上げにされることで一気に経費が増えること。。。とか

まぁ、いろいろあって利益が出にくくなりますよね(^^;


帝国データバンクの最後に
 通信販売業界 は、長期的に市場拡大が見込まれるものの、同業者間での顧客獲得競争はより一層激化していく ものと思われる。

20年前の本も、今も いろいろ調べた結果
結局似たような文言にしかならない。 本当に面白いもんだなと思う(^^;


本を読んで結局、何をおもったのか?

 人が多数生活していて社会が成り立っているのでいろいろな
新しい技術。テクニックいろいろ出て来て、見た目が変わっても本当にところは
あまり何も変わらないのだろうなぁと思う。

 だから、古代中国の孔子の言葉も、古代ギリシャの哲学者の言葉も未だに多くの人の
心に響くんだろうなぁ。 実に面白い。

売上げが急激に伸びていても、
やることなすことうまくいっても
丁寧に。慎重に。急がないでゆっくりと。やっていくのがいいんじゃないのかな?と改めて考えさせらた。


難しいですね(^^;