日本を代表する本屋さん紀伊国屋書店の経営を長くとりしきってきた著者。
紀伊国屋書店というお店が存在しない三重県に住んでいるのであまりピンと来ないのだが(^^; 業界トップと本の帯には書いてあった。
https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/
前半は、著者の前半生について書かれているので本屋さんの事はとくに書いていないが
第二部の対談を書籍化してある部分は、直接話しを聞いているかのようにわかりやすい内容だった。
特にその中で
需要がわからないのに供給はある出版業。
平成16年で返本率が 業界全体で33.6% 月刊誌33.5% 週刊誌24.8%
年間で70000冊=一日あたり200冊も出版される供給過剰と再販制度が問題あるけど今は無くせないだろう
などなど
本屋さんとしての、意見が対談の中で沢山出て来ている部分は知らない事ばかりで面白い=興味深い内容だった。
それにしても、本屋さんというのは、この本の出た当時2004年 ※読んだのは2010年の3刷だけど難しいものだな。下落傾向はなかなか止まらない。
http://www.shinbunka.co.jp/kessan/kessan-kinokuniya.htm
それにしても、年間7万冊の中からヒット商品になるものを見つけるのは指南の技。。。
紀伊国屋書店のように、洋書を大学などへの納品するなどの得意先がなければ難しい商売かな?
いったい、本をどこで買うのだろうか?
三重県のように地方は人口が少ないから、鈴鹿の自分の店だと、本屋さんそのものが歩ける範囲にはもうなくてクルマで何十分か走ったところにやっとある程度。。。 雑誌などならコンビニに売っているんだろうけど。
例えば名古屋だと大型書店が駅のターミナルビルにど〜んとあるイメージがあるけど、都会の人ほど実はネットで本を買っているのだろうか?
それとも、家電でおこっているショールーミングが本でも同じように起きていて本を立ち読みして内容を確認してネットで買うという購買方法になっているのかな?
特殊な制度:再販制度があったりネットショップでも購入できて。。。
そういう事も含めて、本を売るのって難しそうだなぁ〜とますます思う。
本屋さんやはり存在していて欲しいお店の一つだなぁ どうやったら残るのか?