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【読書】セーラが町にやってきた 清野由美:著を読んで

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2002年12月10日 第1刷 /2006年2月2日 第6刷

 

内容

 

この本の中で出てくるセーラ•マリ•カミングスさん。

アメリカ人の一人の女性が、小布施で江戸時代初期から続く地元の名家市村家を当主とする「小布施堂」に入社したことからはじまった。企画•イベント•店舗改装や開店などなど、次から次への早足で行ったことをちょっと離れた位置から著者が記したこの一冊。

 

 主役(セーラ•マリ•カミングスさん)ではなく、会社「小布施堂」の人でもない。

外部の人である著者が、淡々と次々と新しい事への挑戦を書き記している記録として「小布施堂」の会社にとって価値ある一冊だと、読みながら感じた。

 

 

思った事/感じた事

 

 地方にある小さな街、市町村区分でも町である小布施

 

■歴史をひもとき葛飾北斎という世界的に知名度もある人との関わりを発見し、もういちど底に光をあてたり、今の時代に残っているものも次の時代につなげていこうとする姿勢も、応援したくなる要素の一つと思う。

 

■どんな小さな街にも、そこに住み人にとっては重要なふる里だから、すべての街がこの本の中で記載されているように住んでいる人が楽しくなるキッカケを提供できる会社になれるとすばらしいなぁ。

 

■ちゃんと、利益を出してこそ出来る。/ 赤字企業には出来ない。

 

 そんな事を思いながら読んだ一冊です。

会社としての、統一感や価値観の表明/商品への反映など、ヒントが沢山ある本でもある。

 

 

 自分の店=会社がこういう貢献するのは、出来ないが 出来る事=本当に小さい事はしっかり/キッチリやっていこう! それが100年後、200年後何かになっているかもしれない。

 

その他資料など

 

長野県高井郡小布施町 統計pdf

http://www.town.obuse.nagano.jp/uploaded/life/5209_11026_misc.pdf

町の木「栗」 町の花「りんご」である小布施町

人口oyoso

11000人の小さな町に小布施町の統計pdfに、誇らしくこう記載してあった。

 

現在は、果樹栽培が盛んな農村として、美しい自然環境に恵まれ、人間味豊かな地域社会を形成しています。特徴ある風土 を活かし、先覚の残した文化遺産を継承、発展させ「北斎と栗の町」「歴史と文化の町」として全国から注目され、近年は「花の 町」に加え「協働と交流のまちづくり」により年間 120万人の人が訪れる町となりました。

 

一方で、観光記載部分にある施設の入館状況を見ると

記載のある平成15年から基本的に下落し続けている。

北斎館 H15:322675人からH24:165547人

高井鴻山記念館 H15:845425人から H24:34144人

各施設合計 H15:791943人から H24:384822人

 

※しかし、長野電鉄小布施駅」乗降客数は記載のある

H11:599853人/一日あたり1643人から H24595095人一日あたり1630人

あまり減っていない。 

 

その他資料 景観育成手法と実例 景観育成の効果

https://www.pref.nagano.lg.jp/kenchiku/kurashi/sumai/kekan/documents/10kouka.pdf

 

 

その他•疑問など

 

 小布施町の現在=H24年度のPDF資料からすると、観光客数は増えているのか?

減っているのか?よくわからないが、現在も勢力的に行われているイベント

 

小布施ッション obusession.com 

http://www.obusession.com

 

など開催し続けているイベント開催などによって、観光客数がもし仮に減っていても

街に住む人が、前よりも暮らしやすくなった。楽しく暮らせるようになった。

なんて事は数字で計測することができたら、効果を実感できるのでいいのになぁ〜。

 

 時間軸としては、長くなるけど、1年単位ではなく、10年、20年、30年という単位で

見ると、住みやすい/楽しく暮らせる街なら、人口が増加していくなどの現象が出てくるような気もするなぁ〜?

 

 三重県は、前年度の伊勢神宮のイベント効果など 三重県ならではの歴史/特色が沢山あるのでもっと多くの人が知る/来てみたいと思う場所になりえるだろうなぁ