本
「私の考え方」早川徳次:著を読んではじめて知ったことばかり。
ホンダの本田宗一郎やSONYの盛田昭夫は有名なので知っていたけど、シャープ創業者のことは、知らなかったなぁ。
また、奈良にある壷阪寺慈母園という目が不自由で身寄りのないお年寄りの施設を他の協力者とともに支援していたりと、現在、大きな声で宣伝する会社が多い社会貢献活動を随分と前から実際の行動にうつしていることもはじめて知った。
「夢」や「希望」といった方向だけでなく、「貧困」「障害」「福祉」などの方面にも積極的に、自分自身の経験から向き合っていたシャープ創業者の想いをはじめて知ることになった。 とんでもなく素晴らしい人物だったんだな。
感想
現代社会でいうと、ネグレストというか児童虐待というような状態を心配してくれた近所の目の不自由なおばあさんのすすめで、わずか9歳から奉公に出て、10年間働いて技術を覚え。
独立、結婚。幸せな時を迎えている時に起きた関東大震災での家族/会社の財産もすべて失う。
それでも折れずに大阪に移転して現在のシャープを創り一流企業に育てるとともに、シャープ特選工業株式会社の設立など社会に奉仕し続けた創業者の苦労を努力を知ると、この会社がもっと元気になって欲しいと思う。
困難ばかりの人生にも思えるのに、腐らずに、やり遂げたすごい人だ。尊敬する気持ちしかないな。
そんな偉大な経営者のアドバイスとして、この本の中で書いてある中で
5つの蓄積の大切にすること
- 信用の蓄積
- 資本の蓄積
- 奉仕の蓄積
- 人材の蓄積
- 取引先の蓄積
これらの蓄積が誰にでもある(訪れる)チャンスをつかむことが出来るかどうか?の分かれ道になると書いてある。
この事をもう少し神経に自分にあてはめて考えたいと思う。
特に、あいかわらず役員二人の会社だから(会社内部の)人材の蓄積が出来ていないのでここをよ〜く考えないといけないなぁ。さて、どうするか?
この本では、とにかく言葉に重みがあるように感じる。
いい本を買ったな♪♪
"ハタラク"のため生き抜く(側=はた+楽=らく)
かげの心がけ
うぬぼれは敗退の道
足らざる幸せ
他人のせいにするな
すべての言葉が、素晴らしいアドバイスであり、時々読み返して忘れないようにしよう♪♪