【読書】酒屋の群像 丸本智也:著 を読んで
【読書】酒屋の群像 丸本智也:著 を読んで
掛井 成章(掛井酒店)
重富 寛(重富酒店)
浅野 雄太(浅野酒店)
梅壽 潔(壽屋)
山﨑 幸雄 (升新商店)
土居 亨(旭鳳酒造)
石川 達也(竹鶴酒造)
の7人の侍ならぬ、7人のお酒にかかわる人達をインタビューをもとにした卒業制作で作られた本です。
すごい! びっくりするな~
ネットショップを運営していて通信販売をしているため
ネット関係の情報収集のためにいろいろなBlogをRSSリーダーというものに登録して、
毎日ざざっと流し読みしている中で
ちょっと興味のある内容のものはBlog詳細も読むというようにしているのですが
今回 という 経営コンサルタント:阪本 啓一さんという人が書いたBlogの中に
今回注文させていただく本の名前が乗っていたのがこの本でした。
興味がわいたので、さらに書籍名で検索をかけると、
「増刷しました!」のBlog記事を見て注文したという珍しい本です。
学生さんの卒業の際に 本が一冊生まれるなんてステキだなぁ~
この本を購入にいたるきっかけはこんな感じでした。
さて、この本の内容ですが!
予想通り、ぼくの好きそうな内容でした。
読者に語りかけてくるように、インタビューされた方々の言葉が、すごく自然入ってくる。
そして何より、商売人の生き生きとした感覚/自身のスタイルが語られているのでとても読みやすい本でした。
■そんな中で印象的だったものとしては■
浅野酒店さんのところで出て来た。
地方の酒屋さんでネット販売とか一生懸命やっているところなんかは怖いですよね。
と書いてあるところと、すぐあとで出てくる部分の
むかしは。。。略。。。ライバルの店は自分のまわりの数軒だった。
でも今はそういうことがあんまりなくて と言う部分
が特に、印象に残っている。
横浜の酒屋さんからみれば ”地方”にある三重県。
僕自身が、実店舗でも商売をしているから肌感覚で感じるもの、
横浜とは住んでる人の数が多分ものすごく少ない
通過する人の数がきっと、かなり少ない
駅前であっても、相当異なるんですよね。残念ながら(^^;
そんな中、きっと地方の酒屋さんも商売して家族や従業員さんを養っていくのに
もがきながら、必死で仕事して、そんな中で、可能性を見つけた中でネットの通信販売なども
手がけるようになったんじゃないかな? とこの文章を読んだ時に思ったから。
この人もがんばってる。
けど 地方でネット販売を一生懸命やってる人も がんばってるよ! きっと。
そう思いながら読んでいたので、この文章が印象的だった。
実店舗で、都会で 近所のお客さんに販売している人からしたら
ネット販売ってだけでいやがられる部分はいまだにあるのかな?
10年前には、「ネットで実物も見ないで買うなんて!無理」なんて言葉をよく聞いていましたが。
いまでも、そういう感覚が残っているんだな~と思った。
この本を読んで、ネットでも実店舗でも とにかく商売は、魂を持った人間が
一国一城の主として、たくましく生きているんだな~と実感。
また、商売人って個性的な人が多いな~というのも実感した。
この楽しい商売人の人生をを楽しみながら、苦しみながら 自分もやっていこう♪♪
そんな元気になる。一冊でした。
もし、まだ在庫があれば、是非♪♪